多様な分野においてリーダーシップを発揮し、世界で活躍しようとする又は日本から世界に貢献しようとする意欲のある若者の留学を高等学校段階から支援することで海外留学の機運を高めることを目的としています。
本コースでは、我が国の高等学校、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部、高等専門学校(1~3年次)、専修学校高等課程(以下「高等学校等」という。)に在籍する日本人生徒等に対し、諸外国への留学に必要な費用の一部を奨学金等として支給します。また、留学経験の質を高めるため、留学の前後に研修(以下「事前・事後研修」という。)を実施するほか、留学後の継続的な学習や交流の場としての留学生ネットワークを構築します。いずれの応募分野も、留学先の国や地域は自由に選ぶことができます。また、複数の国・地域において活動する計画についても応募可能です。
分野名 | 活動 | 留学期間 | |
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アカデミック | テイクオフ | 海外の語学学校等において外国語の習得を主たる目的とするプログラムに参加するとともに、留学先で外国語を用いて異文化交流を行うもの。 例)外国語の学修を目的とした大学等のサマースクール・語学学校への通学等 |
14~21日間 |
ショート | 海外の高等学校や大学等の教育機関に在籍し、外国語を用いて様々な科目を学修したり、教育プログラムに参加したりするもの。 例)大学等で実施されるサマースクール・サマーキャンプ、現地校へのターム留学等 |
14~106日間 | |
ロング | 海外の高等学校等に長期間在籍し、外国語を用いて様々な科目を学修するもの。 例)交換留学や私費留学等による現地高等学校等への長期間の通学等 |
107~365日間 | |
プロフェッショナル | 現在学んでいる専門知識・スキル等を生かして、あるいは将来的に携わりたいと考える領域について、実地研修やインターンシップ等を通じて専門知識やスキルの習得を目指すもの。 例)農場、工場、病院等での実地研修、観光、調理等のキャリアカレッジでの学修、インターンシップ等。 または、数理情報科目やITの素養を持ち、将来的に携わりたいと考えるテクノロジー領域(プログラミング、制御技術、ロボティクス、Webサービス・デザイン、モバイルアプリ開発等)に関する学修やインターンシップ等の実践活動を行うもの。特に上記を「未来テクノロジー人材枠」とする。 例)テクノロジーキャンプ、プログラミングの授業に参加等 |
14~106日間 | |
スポーツ・芸術 | 学内の部活動または学外の活動等を生かして、海外のトレーニングセンター、教育機関、芸術学校等に在籍し、現地指導者の下で技量の向上を目指すものや、現地でのレッスン・トレーニングを伴って大会等に参加するもの。 例)現地チームの練習・現地在住の指導者の下で行うレッスンへの参加等 |
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国際ボランティア | 海外でのボランティア活動に参加し、体験を通じて国際協力についての理解を深めるもの。 例)NGO団体によるボランティア活動への参加等 |
※複数の分野の内容を含む留学計画での応募は可能ですが、主たる活動に該当する応募分野を1つ選んで応募する必要があります。その場合には、主たる活動が留学計画の要件(P.6「6.(2)留学計画の要件」を参照)を満たす必要があり、主たる活動以外の活動期間は留学期間に含みません。
支援の内容
研修参加費、奨学金(渡航費、授業料、現地活動費を支給)
詳細は募集要項「7.支援内容」を確認ください。
留学計画の要件
本コースへの応募にあたっては、次の①~⑤の要件を全て満たす留学計画を作成してください。
- ① 平成30年7月1日から平成31年3月31日までの間に諸外国において留学が開始される計画(※1)。
- ② 諸外国における留学期間が、分野ごとに規定する日数(※2)を満たす計画。
- ③ 留学先における受入機関(以下「留学先機関(※3)」という。)があり、留学計画の内容がP.3「5.(1)応募分野」の規定を満たす計画。
- ④ 在籍高等学校等の校長が、教育上有益と認める計画。
- ⑤ アンバサダー活動及び自主活動が含まれている計画。
- 自主活動とは留学中に学修する授業や活動のほかに、応募生徒等が自身で計画して行う活動であり、エージェント等の企画するプログラム外の活動を指します。留学目的とは異なる活動(観光等)は自主活動として認められません。したがって、エージェント等の企画するプログラムを利用せず、自身にて作成した留学計画の場合には、自主活動は求められません。また、自主活動を行う場所は留学先機関であっても構いません。
- 例)現地の高校生と交流を図り共に学ぶ活動、留学の目的に沿った調査活動など
分野名 | 留学期間 | |
---|---|---|
アカデミック | テイクオフ | 14~21日間 |
ショート | 14~106日間 | |
ロング | 107~365日間 | |
プロフェッショナル | 14~106日間 | |
スポーツ・芸術 | 14~106日間 | |
国際ボランティア | 14~106日間 |
派遣留学生の要件
本コースでは、次の①~⑨に掲げる要件を全て満たす生徒等を支援の対象とします。
- ① 日本国籍を有する生徒等又は日本への永住が許可されている生徒等
- ② 本制度で実施する事前・事後研修及び留学生ネットワーク(支援企業等に対する留学計画や活動報告・成果等の情報の提供を含む。)に参加する生徒等
- ③ 留学時に日本の高等学校等に在籍し、留学終了後も日本の高等学校等において卒業を目指す生徒等
- ④ 在籍高等学校等が派遣を許可し、留学先機関が受入れを許可する生徒等
- ⑤ 留学に必要な査証(ビザ)を確実に取得し得る生徒等
- ⑥ 他団体等から留学のための奨学金を受ける場合は、その総額が、本制度による奨学金の総額を超えない生徒等
※他団体等から奨学金を受ける場合、当該奨学金支給団体側においては、本制度の奨学金との併給を認めない場合があるので、当該団体に確認してください。- ⑦ 本制度の高校生コースの第1期、第2期、第3期派遣留学生でない生徒等
- ⑧ 原則として、機構の第二種奨学金(予約採用)に掲げる家計基準を満たす生徒等
※ただし、支援予定人数全体のうち、1割程度を上限に機構の第二種奨学金に掲げる家計基準を超える生徒等を支援する予定です。- ⑨ 文部科学省が実施する「社会総がかりで行う高校生留学促進事業」の支援金を受けない生徒等
- なお、上記要件を全て満たし、次の⑩に該当する生徒等も応募することができます。
- ⑩ 中等教育学校又は併設型の中高一貫教育校の中学校(※)に在籍する3年生、平成29年4月に入学する高等学校等を通じた応募が可能な中学3年生
- ※学校教育法第71条に定める高等学校入学者選抜を行わずに、同一の設置者による中学校と高等学校を接続する形態の学校を指します。ただし、現時点で併設型の中高一貫教育校と同等の形態を持ち、数年以内に中等教育学校又は併設型の中高一貫教育校への移行を予定している学校も対象となります。
応募方法と今後のスケジュール
生徒が作成した留学計画書を、在籍する高等学校等を通じ、(独)日本学生支援機構に申請。
応募に関する詳細は募集要項を確認して下さい。
第3期の応募受付は終了いたしました。