あなたの留学計画を教えてください

私が操縦したセスナ

一番の目的は、将来の夢であるパイロットという職業を学びに行くことです。パイロットという職業を知り、必要な要素や性格、なるための道を明確に知りたい、そして飛行機生産台数が世界一の国であるアメリカで、飛行するための必要な機器を見て、技術英語を学ぶという思いで留学を決意しました。さらに、現地のフライトスクールで実際にセスナに乗り操縦体験をすることで航空機や飛行に関する知識を得たり、アメリカの飛行雰囲気や技術英語の習得をしたいと考えました。毎日、フライトと座学(航空力学、計器、航空法規、気象など)を各一時間ずつ行い、英語習得のためホームステイをしました。そして、できるだけ自分のネットワークを広げ、留学を終えた後もその関係を保っていくことを目指しました。

最も大変だったこと、つらかったことは?
パイロットというのは、使命感を強く持たなくてはならない職業です。その日に学んだことを次の日には完璧にしなければなりません。そのため、毎日家に帰ってからも復習や課題に追われ、自由時間が取れないほど大変でした。2週間というとても短い期間であっても、少しでも多くのことを得ようと意気込み、自分にプレッシャーをかけました。私は体験者という立場での参加でしたが、学校側は本当の生徒と変わらず接してくれるので、全ての行動についてパイロットへの適正があるか判断されており、一秒たりとも気を抜けませんでした。
最も楽しかったこと、感動したことは?

セスナに乗り込み緊張の瞬間

最も楽しかったのは、もちろん飛行している時です。最初に操縦かんを握って離陸する時の感覚は全身が奮えるようで、言葉に表すことのできない程の感動が一気に押し寄せてきました。
わがままを言って夜に飛行させてもらった時、その景色は本当に息をのむ美しさで、今まで見たなかで最高の景色でした。たくさんの光が窓の外に満ちていて、人の数やその街の偉大さに圧倒されました。
私のホームステイ先は、おばあちゃんの1人暮らしで毎日夕食後に色々なお話をしました。発音のレッスンをしてくれたり、時には彼女の若かりし過去のお話も聞かせてくれたりして、関係が深まりうれしかったです。その中で一つ、とても印象に残っている話があります。それは、あるひとりの日本人の話でした。私のホームステイ先には今まで何人も多種多様な国の人がお世話になっていたそうですが、その日本人の方は数年間もの間、ホームステイをしていたそうです。丁度その頃、おばあちゃんは癌だと診断されました。目の前が真っ暗になっていたそんな時、その方は「大丈夫だよ。」と何度も温かい言葉をかけてくれて、おかげでおばあちゃんは励まされたといいます。もう家族の一員と変わらないと言っていました。現在その日本人はアメリカで1人暮らしをしているらしく、時々遊びに来るそうです。私もその方とお会いしましたが、優しい方で、おばあちゃんと話しているのを見ると二人ともとても嬉しそうな表情に包まれていました。そんな二人を見てその関係に感動し、同時に羨ましくもなりました。いつか私もそんなお互いを助け合える信頼し合える関係を築いていきたいです。

留学を通じて成長したと感じていることは?

自分を見つめ直すことで、パイロットという夢に近づいたことです。今、自分は何をしたら良いのかが明確にわかるようになりました。
また、今までこれと決めたら何も考えずに突っ走ってしまうところがありましたが、物事を冷静に考え、様々な方向からみることが出来るようになりました。これは、パイロットの要素として欠かせないことであり、本当に大切なことです。
そして、私が行ったフライトスクールの生徒達をみていて感じたこと、彼らから教えてもらったことは、人に恩返しをするということです。私は今まで、自分のことばかりで、周りに上手く気を配ることができませんでした。しかし、他者に愛情を注げば、その分自分にも返って来るという、当たり前ですがいつの間にか忘れてしまっていたこの事実を、彼らから改めて気づかされました。これらは、私にとって大きな成長だと感じています。

これから何をしていきたいですか?

ホストファミリーと

これから、私は理系の大学に進学し、パイロットに必要な通信工学を学んで、自社養成を受けるという道に進もうと考えています。その過程で、留学をして英語の技術を高め、異文化との交流をさらに深める予定です。自分にとって未知の世界に触れる機会を楽しみに頑張りたいです。その中で、先ほど書いたおばあちゃんとある日本人のような関係を作れたらいいなと思っています。これからの道の中で、より一層色々な経験をし、新しい事を得たり、また考えが変わったり、時には自分を見失ってしまうこともあるかもしれません。たとえ困難な状況に遭遇しても自らの指針に従い、しっかりとした芯をもって、人に左右されることなく自分の道を進んでいきます。そして、常に意思を強く持っていたいです。

留学やトビタテ!への応募を考えている後輩へのメッセージ

面接などの試験があり、応募するのはとても勇気がいると思います。しかし、不安よりも、得るものの方がはるかに多いです。多くの企業や団体からの支援協力の上に成り立っているので、頑張ろう!という気持ちがより高まります。そして、自分と同じ考えや、意識をもった人たちに出会ったりして、トビタテ!のプログラム全てがとても刺激的で、自分の世界や視野が広がります。自分は何がしたくて、そのために今何ができるのか、何をすべきなのか・・・。しっかりと明確な目的や目標を持っている人は、この機に勇気を持って留学に挑戦するべきだと、私は思います。反対に何も目的がなかったり、自分を成長させたいと思わない人たちは、残念ですが、そうでない人に比べて、得るものは小さいと思います。そのため、留学を考えている人はまず、自分を見つめ直し、改めて自分探しをしてみると良いのかもしれません。