フィンランド

美しい自然、サウナ、ムーミン、北欧デザインを代表するブランド、マリメッコなど、注目を集めているフィンランド。OEDCの実施する学習到達度調査(PISA)で常に上位にランクするなど、教育水準の高さでも知られている。
フィンランドの高等教育機関には学術研究を深めるための「大学」と実務経験を重視する「ポリテクニック(応用科学大学)」がある。
大学は学士から博士課程まであり、修士号取得まで平均6年要する。大学生は修士課程まで取得することが通常である。一方、ポリテクニック(応用科学大学)は210〜240単位(約3〜4,5年)を取得し学士号取得となる。その後、3年の実務経験の後、修士号過程に進み(約1、5年〜2年)修士号を取得する。
フィンランドの公用語は、フィンランド語とスウェーデン語だが、修士課程では英語による授業を行っている大学も多くあり、博士号取得の際、英語で論文の提出が可能という大学も多い。ポリテクニックでは、英語の学士コースも多数あるので、英語での学士号取得も可能。
フィンランドへの留学は、主に以下のような方法がある。
①語学留学:フィンランド各地で毎夏に開催される夏期大学でフィンランド語を学ぶ。外国人を対象としたフィンランド語の入門クラスは誰でも申込み可能。
②学位留学 (学生・社会人対象):学士号、修士号、博士号などの学位取得を目的として、フィンランドの大学に(入試を経て)正規の学生として入学する。
③交換留学 (学生対象):在籍大学がフィンランドに交換留学の協定校を持っている場合、交換留学生としてフィンランドの大学に最長1年間留学できる。
④Visiting student & free mover (学生対象):在籍大学にフィンランドの協定校がない大学生が、交換留学生と同じ条件でフィンランドの大学に1年間滞在できる制度。実施大学をインターネットで調べて、直接大学に願書を出す。

大学の入学条件

学士課程の場合、高校卒業程度かつ大学入学資格を取得した者で、入試(選考方法)は大学・専攻によって異なる。学士課程では、大学間の交換留学が一般的。

必要書類(交換プログラムの場合)

卒業(在学)証明書、成績証明書、履歴書、学業・研究計画書、留学志望理由を書いたもの、フィンランド語、英語、スウェーデン語などの語学能力証明書、財政能力証明書(例えば預金残高証明書や奨学金を給付される旨の証明書)など(英文)

出願時期

大学により異なる。多くの場合、秋入学の出願締切は1~3月まで。

生活費(平均) 家賃+雑費

平均700~900ユーロ/月

(参考資料:海外留学支援サイト http://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/region/europe/finland/newwin

滞在先事情

学生寮の個室 約400ユーロ/月(ヘルシンキの場合)
学生用アパート(個室、キッチン・バス共有)200~300ユーロ/月(ユヴァスキュラの場合)

(参考資料:海外留学支援サイト http://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/region/europe/finland/newwin

必要な語学力

フィンランド語またはスウェーデン語力と英語力(基準は大学ごとに異なる)
英語でのプログラムを受講する場合の英語力の目安:IELTS6.0~6.5以上、TOEFLiBT79~90以上

学期制度

秋学期9~12月(ポリテクニックでは8月から開始する場合あり)、春学期1~5月の2学期制

授業料(平均)

2017年入学より授業料徴収となる。各大学、学部、プログラムにより授業料が異なるので各大学の情報を参照のこと。
全国的組織である学生会の年間活動費として約30~100ユーロ(健康保険料含)別途必要(これに加入することで通学定期、学食などで学割対象となる。ポリテクニック、博士課程の学生は強制ではない)
夏季大学:2~3週間で95~220ユーロ(コース内容、レベルによって異なる)

(参考資料:海外留学支援サイト http://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/region/europe/finland/newwin

一般的なランチの価格

10ユーロ前後(ヘルシンキ)
ヘルシンキ大学の学食 ランチ(学割=学生会に加入の場合)2.6ユーロ (一般)7.8ユーロ

渡航前に必要なもの

パスポートの申請や残存期間の確認、航空券・保険の手配、外貨・クレジットカード等
3か月以上フィンランドに滞在する場合ビザが必要。

(取材協力) フィンランドセンター